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【パワーポップの50曲】50・I Always Touched By Presence Dear / Blondie

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最後はブロンディーと決めてました。デビュー当時はNYパンクと伝えられたブロンディーは、大部分がデビー・ハリー(vo)に魅力に乗っかる感じではありましたがポップな佳曲を連発。MTV時代がもう少し早ければブロンディーの勢いももっと続いたはずでしょうね。…

【パワーポップの50曲】49・Turning Japanese / The Vapors('80)

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80年にヴェイパーズが放ったエキゾティックなヒット曲。洒落というかまちがった日本像を盛り込んだPVも楽しかった。確か「キル・ビル」かなんかでタランティーノが使った記憶あるなあ。ほとんどこの曲だけというか、短期間しか続かなかった英国バンドですけ…

【パワーポップの50曲】48・Driver's Seat / Sniff 'N' Tears('78)

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こちらも大詰めです。50曲もつかなあと思ったのですが結果的に積み残しが…スニッフ&ティアーズ(というの日本名)はリリースがChiswick(余談ですがチズウィックではなくチジックと読むらしい、今更そんな事言われても直せんなあ)だったんでパンク的なイメ…

【パワーポップの50曲】47・5-7-0-5 / City Boy('78)

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英パワポの雄、シティ・ボーイのアメリカでもヒットした(#27)ナンバー(でもアルバムは売れなかった)で、イントロのコーラスなどクィーンからの影響もありますね。バーミンガム出身の6人組。voのスティーヴ・ブロートンはエドガー・ブロートン・バンドのメン…

【パワーポップの50曲】46・Tomorrow Night / The Shoes('78)

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Elektraからデビューしたザ・シューズはこの”Tomorrow Night”しか知らないんですが、ストラングラーズの”Raven”を明るくしたようなパワーポップ。イリノイ出身ノ4人組です。https://www.youtube.com/watch?v=kU3kMbzLP4M

【パワーポップの50曲】45・Surrender / Cheap Trick('78)

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77年のデビューからしばらくは渋谷陽一効果もあって新世代のハードロックそしてヴィジアル的なアイドル人気もあったチープ・トリックですが、1曲選ぶのに迷った迷った。"If You Don't Want My Love"で決めてたところを直前でこの"Surrender"に変更。まあ。あ…

【パワーポップの50曲】44・Love And Loneliness / The Motors('79)

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モーターズの出来としては1枚目の方がいいのでしょうが、パワポとして考えると「Tenement Step」に入った”Love And Loneliness”は外せないですね。ややオーヴァーなシンセのトーンです。後期ダックス・デラックスのメンバーが結成したモーターズはニュー・ウ…

【パワーポップの50曲】43・The Breakup Song / Greg Kihn Band('81)

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大ヒットとなった"Jeopardy"はファンキーな味わいでしたがその前のヒットの"The Breakup Song”はもっとストレートです。やはりこの曲のキモは”アッアアーアアアアッアー”の部分ですね。ルビナーズ同様Beserkleyと言うインディー出身で日本ではテイチクからリ…

【パワーポップの50曲】42・8675/Jenny / Tommy Tutone('81)

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まぎらわしいけど、トミー・テュートーンは個人名ではないバンド名。"8675/Jenny"は81年に4位まで上がる大ヒットとなった彼らの代表作です。カリフォルニアで結成されたトミー・テュートーンはトミー・ヒース(vo,g)とジム・ケラー(g)を中心とした5人組で、こ…

【パワーポップの50曲】41・Rock'N' Roll Is King / Electric Light Orchestra('83)

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ELOもシカゴと同じで時には弦(シカゴの場合は管)が邪魔になってしまうと(ジェフ・リンは)、考えることがあるのかもしれません。タイトルそして曲調からしてオーソドックスなロックンロールへのオマージュをささげたこの83年のヒット曲は、全編トワンギンなg…

【パワーポップの50曲】40・Action / Sweet('76)

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スウィートあたりもパワポのルーツ的な匂いを感じます。”Action”を久々に聞いて、最初の部分はビーチボーイズの"英雄と悪漢"だなあと思いました。韻を踏んだ歌詞は歌うと気持ちいいだろうなあ、と思います。途中の展開は結構ハードロックの定石という感じで…

【パワーポップの50曲】39・Lovelsee Love / The Feelies('80)

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ニュー・ジャージー出身ながら英Stiffと契約したフィーリーズは、どっちかというとねじれたポップに近いセンスでカレッジ・チャートでヒットを飛ばす玄人受けするバンドでした。適度な陰鬱さとジャングルビート(dsは後にゴールデン・パロミノスのアントン・…

【パワーポップの50曲】38・Come Out And Play / Paley Brothers('78)

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イケメン兄弟のペイリー・ブラザーズは、72年にレニー・ケイのprodでサイドワインダーズのメンバーとしてデビュー。78年にSireから出た「The Paley Brothers」は、ビーチボーイズっぽいポップさとビート感覚が混在した甘酸っぱい傑作です。特にこの曲シビレ…

【パワーポップの50曲】37・When Things Go Wrong / Robin Lane & The Chartbusters('80)

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ロビン・レインと言う人はニール・ヤングの2枚目で”Round And Round”という曲を書いてたカリフォルニア出身の女性sswですが(なんでもアニマルズ時代のアンディ・サマーズと結婚してたとか)、その後パンク〜ニュー・ウェイヴの時代にチャートバスターズを率…

【パワーポップの50曲】36・Never Again / Marc Tanner Band

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マーク・タナー・バンドと名乗っていますがタナー(vo)とリッチー・ズイトー(g)のプロジェクトで、当時のLAのスタジオミュージシャンがバックを固めています。AOR時代に突入前夜のLAで生まれたハードなパワー・ポップ。TOTO一派による80'sロックの前触れ的な…

【パワーポップの50曲】35・Rock'N' Roll Girls / The Beat('79)

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カリフォルニア出身のザ・ビートは後にポール・コリンズ・ビートと改名します(同時期に英国バンドにもビートというのがあって、そちらはイングリッシュ・ビートと呼ばれてました)。"Rock 'N' Roll Girl"は乾いた感じが心地いいです。79年のファースト「The B…

【パワーポップの50曲】34・Oh Babe / Van Duren('77)

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全く知らない人でしたがレココレのチープ・トリックの特集('08/5)で知りました。メンフィス出身でアレックス・チルトン率いるビッグ・スターのメンバーとハイスクールで同じクラスだったとか。ポール・マッカートニー系統のメロディー・メーカーです。CDはか…

【パワーポップの50曲】33・Let Me Out / The Knack

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ナックの世界的成功が、こういうパワーポップの新しい道を開いた感じがします。それまでMOR方面に流れてゆくポップロックはあったのですが、ビートを前面に出してゆく方法もあるのだと教えてくれた気がします。ただナックの場合、意識して初期のビートルズに…

【パワーポップの50曲】32・New Little Girl / Off Broadway USA('79)

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日本盤LPの帯にはチープ・トリックのスタッフが贈るパワーポップの新星、見たいなことが書かれていたオフ・ブロードウェイUSAは、Atlanticから79年に「On」でデビューした5人組。もういろいろ忘れてしまってますがワーナー・パイオニアもこういう多くの新人…

【パワーポップの50曲】31・Chasin' Rainbows In The Night / DB・Cooper('80)

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DB・クーパーとは、71年に実際に起きた未解決のハイジャック事件の犯人の名前です。こちらもバンド名ではなく個人名。「Buy American」(Warner Bros)からのシングルになった”Chasin' Rainbow In The Night”は辛口のメロディーのパワポの佳曲です。このモノ…

【パワーポップの50曲】30・Go All The Way / The Raspberries('72)

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エリック・カルメンがいたラズベリーズは、少し前のパワーポップ・ブームのルーツ的なバンドとしてバッドフィンガーやチープ・トリック同様再評価されてます。僕はこのモコモコした音がどうも苦手でラズベリーズもさらっとヒット曲をなぞった程度。メインは…

【パワーポップの50曲】29・Creature From Black Lagoon / Dave Edmunds('77)

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ラヴ・スカルプチャー出身のデイヴ・エドモンズはチャック・ベリーとフィル・スペクターとチェット・アトキンスをこよなく愛するウェールズのサウンド・クリエーターです。ロックパイルへとつながるSwan Song時代の作品はパワーポップであると同時にブリティ…

【パワーポップの50曲】28・Who Does Lisa Like? / Rachel Sweet('79)

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オハイオ州アクロン出身ですが渡英してStiffからデビューしたティーン・シンガーのレイチェル・スウィートはStiffを離れると何かつまらなくなってしまうのですが(少女から成長した事もありますが)、Stiff時代は恐るべき十代ぶりを示してます。ファースト「F…

【パワーポップの50曲】27・Jetfighter / Three O'Clock('83)

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80'sのパワーポップのブームはカレッジ・チャートやネオサイケの動きとも密接に関係があります。どっちかというとバーズを遠いルーツに持つペイズリー・アンダーグラウンドのスリー・オクロックはパワポと呼ばれる事は少ないかもしれませんけど、入れてしま…

【パワーポップの50曲】26・ I Want To Be Your Boyfriend / The Rubinoos

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その昔はテイチク・レコード(シスコのBeserkleyと言うインディーと契約してたのはテイチクでした)の広告で居心地悪そうにしてたルビナーズも現役で活動中で大したもんです。79年の2枚目「Back to the Drawing Board!」に入った"I Want To Be Your Boyfrien…

【パワーポップの50曲】25・The Mover / Pilot

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スコットランド出身のパイロットは初期にはBCR出身のメンバーもいた事からアイドル的な側面もあったと言われてます。とはいえビートルズ以来のEMIの正統的なブリティッシュ・ポップの流れを組んでる気がしますけど、3枚目の「Morin Heights」はロイ・トーマ…

【パワーポップの50曲】24・Mad Love / The Cretones('78)

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リンダ・ロンシュタットのニュー・ウェイヴ路線を支えたのはこのクリトーンズのマーク・ゴールデンバーグ(g)でした。クリトーンズ自体も短命に終わってしまいましたが、リンダも取り上げた"Mad Love"はなかなかカッコイイのです。デビュー作の「Thin Red Lin…

【パワーポップの50曲】23・Where Have You Been All My Life / Fotomaker('78)

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何故かパワポの名曲”Can I Please Have Some More”がつべで見られないのですが、ラスカルズのリズム隊とラズベリーズのウォーリー・ブライソン(g,vo)らが組んだフォトメイカーの78年のファースト「Fotomaker」(Atlantic)は力強いポップロックが並んでました…

【パワーポップの50曲】22・2-4-6-8/Motorway / Tom Robinson Band('77)

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ゲイである事ばかりが日本ではクローズアップされてましたが、リッチ・キッズやストラングラーズ同様当時パンクと呼ばれた連中の中では演奏力は上の方です。それもそのはずトム・ロビンソンはキンクスのレーベルKonkからカフェ・ソサエティのメンバーとして…

【パワーポップの50曲】21・Pretty In Pink / Psychedelic Furs('86)

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サイケデリック・ファーズをパワポに入れるのは少し無理があるか?voのリチャード・バトラーはボウイー経由でニュー・ロマンティックの残り香を感じさせますから。モリー・リングウォルド主演の映画で話題になった"Pretty In Pink"は81年作品のセルフリメイ…