2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【69年Capitolの人たち】5・ハニーズ

ハニーズは後のブライアン・ウィルソン夫人のマリリンがいた3人組ガール・グループ。そういうブームが消え去った69年初めにもひっそりシングルを出していました。ハニーズとしてのラストシングル"Tonight You Belong To Me"(ペイシェンス&プルーデンスのあ…

【69年Capitolの人たち】4・ザ・バンド

ストレートをもう一球。サマー・オブ・ラヴといわれたフラワーでピースフルな67年のブームを頂点にサイケデリックも次第に鎮火。少なくとも目に見える形でのサイケは治まり、より内面に向かうのですが、こういう時代に東からとはいえ、ザ・バンドが「Big Pin…

【69年Capitolの人たち】3・ビーチボーイズ

いきなり変化球だったんで直球から。米Capitolといえば、ロック的にはApple誕生までのビートルズであり、ビーチボーイズでありました。69年と言うと「20/20」がリリースの年。ブライアン・ウィルソンの不調からジャケットには映っていませんが作曲面で貢献。…

【日曜デビュー曲】ザ・ムーヴ

一時期ロイ・ウッドに入れあげてて1曲を目当てに様々なベスト盤(これがまた多いんだ)を買ってたものです。そのウッドがいたザ・ムーヴは、Dearm、Regal Zonophone、Cube、Harvestとレーベルを渡り歩き、これまたベスト盤乱発。最初の2枚のシングルは、Deram…

【69年Capitolの人たち】2・ヒューマン・ビーンズ

デイヴ・エドモンズがラヴ・スカルプチャー以前にいたバンドではなくオハイオ出身のガレージバンド。アイズレーの"Nobody But Me"をヒットさせています、69年には来日しなんとこの年渋公で録音した「Live In Japan」が日本のみで出ています。ヤードバーズの"…

【69年Capitolの人たち】1・ステインド・グラス

3周目になりますが、71年に続いて2回目のCapitolです。69年ですものソフトロックからビートもの、シスコものまで満載です。 まずはステインド・グラス。ファーストはメンバーが縛り首という強烈なジャケで発売禁止となったらしいですが、そのインパクトに比…

【79年Warnerの人たち】12・デュークス

79年と言うともうヴェテラン達には結構つらい時代で、割り切って新しい音楽にチャレンジするか、愚直なまでに自分のやりたい事を貫き通すかの選択に迫られてました(その内に選択もなくなる)。キーフ・ハートレー・バンド他のミラー・アンダーソン(g,vo)、ビ…

【土曜はコーラス&ハーモニー】クリス・レインボウ

キャメルやアラン・パーソンズ・プロジェクトに参加した英国ポップなプログレの人と言う向きも、英国流ブライアン・ウィルソンズ・チルドレンという向きもありますが、僕がリアルタイムでラジオから聞いてた頃は、次のホール&オーツ(一人ですが)みたいな感じ…

17016■蒲公英草紙・常野物語:恩田陸(集英社)

蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/05/20メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (100件) を見るたんぽぽぞうし、と読みます。直木賞受賞後図書館の恩田コーナーは品薄が続いてて嬉し…

【和ものの金曜日】喜多嶋修

加山雄三のバックをやっていたランチャーズの出身で、解散後琴、琵琶といった古来の和楽器を学び76年にリリースしたのが「弁才天」です。英Islandを通じて世界リリースとなったのはやはりミカバンド、山内テツら先人の功績も大きいでしょうし、Islandという自…

【79年Warnerの人たち】11・ニコレット・ラーソン

ドゥービーとリトル・フィートを手掛けたテッド・テンプルマンちに下宿していた(まるで演歌の世界)ニコレット・ラーソンは、直接的にはニール・ヤングの「Comes A Time」で大きくフィーチャーされた事がデビューそして注目度があがったのですが、それ以前にも…

【79年Warnerの人たち】10・ローウェル・ジョージ

ローウェル・ジョージはフィート在籍時に初ソロ「特別料理(Thanks I'll Eat It Here)」を出した後心臓マヒで亡くなってしまいますが、このソロでデビュー前のリッキー・リー・ジョーンズを取り上げています。フィートの音楽とはまた少し違う1枚で、J.D.サ…

【79年Warnerの人たち】9・ルネサンス

この時期のルネサンスは、積極的にアメリカでも活動。結構人気がありました。「Azure d'Or」に入った"Forever Changing"は「クロスオーバー・イレブン」でかかってエアチェックしました。やはりアニー・ハスラムの歌声にはさほどファンでない僕も惹かれます…

【79年Warnerの人たち】8・トム・ジョンストン

ドゥ―ビーを病気(ドラッグ?)のため退いてたトム・ジョンストンが出した初ソロ「Everything You've Heard Is True」にはえらく期待した人が多かったのは、マクド主導のドゥービーに豪快なアメリカンロックを期待できなかった人たちが多かったから。ふたを開…

【木曜ハードロック】ヘッド・マシーン

レココレ最新号特集が「ブリティッシュ・ハードロックの誕生」なんで、ここから。もちろん持ってるわけではないレア盤ですが、ユーライア・ヒープ以前のケン・ヘンズレーがいたヘッド・マシーン(ゴッズのあと?)の唯一作「Orgasm」から。メンバーは皆変名で…

【続ウルトラな日々】人間牧場

セブン、第22話 昔から人体に何かを入れられる話がやたら怖く感じてました(だから鬼太郎の「大海獣」とかダメ)。タイトルからすごい「人間牧場」はブラコ星人が、女性の体にブラコ星人の食料となる胞子を埋め込む話(つまり食糧の胞子を育てる牧場として女性…

【79年Warnerの人たち】7・リッキー・リー・ジョーンズ

79年というとリッキー・リー・ジョーンズのデビュー作もありました、僕はこれとスーパートランプの「朝飯」を一緒に納屋橋のエスミーで買った事を覚えてます。裏ジャケにあったprodのレニー・ワーロンカーとラス・タイトルマン(二人ともWBの有名なprod)とリッ…

【水曜の女たち】レパラータ&ザ・デルロンズ

ガール・グループ、ガール・アイドル・シンガーと言うジャンルが機能していたのは、サイケ時代前まででロックの多様化と共に時代遅れな物として風化してしまいました。 この前FB友の方がレパラタ&ザ・デルロンズの素晴らしい曲を紹介してくれました。このグ…

17015■■エトロフ初緊急電:佐々木譲(新潮文庫)

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)作者: 佐々木譲出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/01/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (28件) を見る時間かかったあ〜 「ベルリン飛行指令」に続く戦中ものですが、山周賞受賞というわりには盛…

17014■■なごや弁・乙女心もときめくなごや言葉:佐藤正明(風媒社)

なごや弁―乙女心もときめくなごや言葉作者: 佐藤正明出版社/メーカー: 風媒社発売日: 2016/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

【火曜はカヴァー曲のカ】Gemini

ほとんど誰も知らんかもしれませんけど、いいのだ。クオーターマスで有名なのは"Black Sheep Of The Family"だけではないのです。唯一のLPに入った"Gemini"(ジェミニではなくジェミナイと歌われます)もカッコイイ曲でしたがカヴァーありました。オーディン…

【79年Warnerの人たち】6・ボニー・レイット

79年のボニー・レイットと言うとピーター・アッシャーがprodして(バックはローニン+だし)コッシュがデザインを手掛けた「The Glow」。まるでリンダ・ロンシュタット化計画でした。結果としてボニーのよさを引き出した、とは言い切れないビミョーな1枚にな…

【79年Warnerの人たち】5・ヴァン・ヘイレン

昨日のオフ会でも話題に出たヴァン・ヘイレン。僕の第一印象はスカーッと抜けてて音がいいなあ、でした。デビュー盤リリース後まもなく来日公演(値段も新人だし、お試し価格で安かったと高校時代の友人が言ってた)があったのも予想外でした。prodはバーバン…

【月曜インスト】Midnight On Mars / Ashra

全然詳しくないんですがアシュラ・テンぺル改めアシュラの「Blackouts」('78)は好きです。特に「クロスオーバー・イレブン」で知った”Midnight On Mars”。瞑想的なマニュエル・ゴッチングのgはスティーヴ・ヒレッジやドゥルッティ・コラムのヴィニ・ライリー…

17009■■□タンポポ(’)

【日曜デビュー曲】ナザレス

ナザレスはスコットランド出身のハードロック。バンド名はザ・バンドの"Weight"の歌詞から取られるなど米ルーツロックへの憧憬がありますが、それをハードロックに中に溶け込ませています(カヴァー曲多し)。ただロジャー・グローヴァーがprodしたMooncrest移…

17008■■マルタイの女('97日本)

監督:伊丹十三 出演:宮本信子、西村雅彦、村田雄浩、高橋和也、津川雅彦、近藤芳正 伊丹十三DVDコレクション マルタイの女出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2005/09/22メディア: DVD クリック: 19回この商品を含むブログ (39件) を…

【79年Warnerの人たち】4・ゲイリー・ライト

スプーキー・トゥース時代やソロのA&M時代はガッツなロックをやってたゲイリー・ライトも"Dreamwever"の大ヒットシンセ・バラードで味をしめたのか同じような感じの歌いあげる曲ばかり書くようになってしまって、となると皆飽きてしまうのです。「Headin' Home…

【79年Warnerの人たち】3・ローレン・ウッド

チャンキー、ノヴィ&アーニーのチャンキーことローレン・ウッドのソロ。といってもCN&Eの3枚目と言ってもいい感じ。時代柄AORの始まりみたいなもんですが、当時のLAのセッションマンがこぞって参加(ロニー・モントローズやダンカン・マッケイも)。スモーキ…

【土曜はコーラス&ハーモニー】エターニティーズ・チルドレン

最初に聞いたのはVanda誌がらみのソフトロックのコンピだと思ったけど"Mrs.Bluebird"のメロディーの美しさと、サイケな味わいのブレンド加減が絶妙でした。今もってソフロ関係では一番好きなグループの一つでもあります。チャーリー・リッチのバックをやって…