2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
傑作「Stills」('74)の冒頭を飾った"Turn Back The Pages"はラテン風味も加えたロックンロールです。マイアミのクリテリア録音で、クラプトン・バンドのマーシー・レヴィーがコーラスで参加。他にはドニー・デイカス(g)、タビー・ジーグラー(ds)、ジョー・ラ…
■Under Open Sky / Luther Grosvenorギターがうまくないからモット・ザ・フープルをクビになったなんて事が言われてます、エアリエル・ベンダー(このステージネームを付けたのが友人の故リンジー・ディ・ポールだとか)がルーサー・グロヴナーの名前で出したソロ…
■Speak To The Sky / Rick Springfield81年に"Jesse's Girl"(#1)、"I've Done Everything For You"(#8)といったヒットを連発したオーストラリア出身のリック・スプリングフィールドは、80's初めを代表するアーティストの一人だけど、70'sにはアイドル的な俳優…
これはオリジナルもカヴァーも正直どっちもなじみが薄いものですけど、聞いたらよかったんで。まずオリジナルはドイツのハンブルグで活動していた英メンバーによるネクター。ジャケットは昔から印象的だった「A Tab In The Ocean」('72,Bellaphon)から。コー…
019:悪魔のディッコン:シェリダン・レファニュ (Dickon The Devil) 南條竹則訳 020:使者:ロバート・W・チェンバース (The Messenger) 夏来健次訳'14東京創元社、荒俣宏編集の労作も、純文学テイスト強く、好みの作品は少ない。いつの間にか結構の確率…
バッファロー以前に参加していたオウ・ゴー・ゴー・シンガーズ(Au Go-Go Singers)はグリニッジ・ヴィレッジ周辺によくあった大所帯のフォーク・コーラス・グループですが、スティルスが歌う"High Flying Bird"(ジュディ・ヘンスキのレパートリーだったそう…
■Red Skies / James Gangトミー・ボーリン参加のジェイムズ・ギャング第2作「Miami」('74)に入ってたヘヴィなナンバーですが、元々はボーリンがそれ以前に組んでたエナジー時代のレパートリーです。そっちも今ではデモ音源が聞けますがショボイ。ロイ・ケナ…
■Rusty Red Armour / Vinegar Joe若きロバート・パーマーとエルキー・ブルックスをフィーチャーしたヴィネガー・ジョーのファースト('72)から”Rusty Red Armour”。イギリスなのかアメリカなのかわからない感じがとてもいいです。濃厚な3枚のLPをIslandに残し…
生粋のLA生まれと言う人は意外と少ないです。Asylumでは異色のハードロックだったジョ・ジョ・ガンのkbとvoを担当したジェイ・ファーガスンもその一人。解散後ソロになりジョー・ウォルシュのコネクションでリリースしたソロは70's後半のリアルなLAの音でカ…
前半でグレッグ・オールマンのvoがオフ気味難で賛否分かれるところですが、デュアンの天高く伸び地を這う様なスライドは十分堪能できる70年9月のフィルモア公演。例のフィルモアライヴの前年ですが、こちらも十分素晴らしい。ゲストはトム・ドーセット(harp)…
■Red Shoes / Elvis Costelloコステロの登場は衝撃的でした。まだプレスリーが亡くなって間もなかったので最初は生まれ変わりを自称したそういうキャラの人とかと思いました。ゆで卵の様なつるっとした肌と太い黒メガネとタイトなスーツと、それまでのロック…
■Put Your Dancing Shoes On / Danny Kortchmarフライング・マシーンやザ・シティ、ジョー・ママにいたダニー・コーチマーが結成したセクションと同時期に出した初ソロ「Kootch」('73)は昔は全然ピンと来ず、レアな1枚だった頃安い値段で見つけて試聴して思…
スティルスの音楽にそれほどゴスペル臭を感じないのですが、ファーストに入った"Church"といい「2」の"Open Secret"といい、メンフィス・ホーンのサポートやピアノの使われ方(ポール・ハリスでしょうか)がゴスペルっぽさを導き出します。https://www.youtu…
015:手の幽霊の話:シェリダン・レファニュ (Ghost Of A Hand) 小菅正夫訳 016:幽霊船:リチャード・ミドルトン (The Ghost Ship) 野口迪子訳 017:十三階の女:フランク・グルーバー (The 13th Floor)福島正実訳 018:顔:レノックス・ロビンソン (Fa…
後にドン・ハリソン・バンドに加わったラッセル・ダシェット(b,vo)が70's初めにいたバンドです。Paramountから出たファーストは裏ジャケには4人いますが、クレジットはダシェットとリック・ジェイガー(ds〜後にデイヴ・メイスン・バンド]だけ。セカンド「Fin…
■Stranger In A Blue Swede Shoes / Kevin Ayers元々は「Whatevershebringswesing」(このタイトル見た時はびっくりしました)に入ったケヴィン・エアーズの代表曲ですが、オリー・ハルソール(g)、ラビット・バンドリック(kb)らを従えたソポリフィックスとい…
■Stranegr In A Strange Land / Leon Russell割と有名な言い回しなのか、アイアン・メイデンもエディー・マネーもバーバラ・ストライザンドもU2も皆別曲でした。リオン・ラッセルのセカンド「Shelter People」に入った強力なナンバーです。コーラスはクラウ…
05年に突然リリースされ高らかに復活を遂げた1枚が「Man Alive!」(Talking Elephant)でした。同時期やってたCS&Nの慣れあいの感じではなく、前を向いた力強い楽曲が並んでいました。”Ain't It Always”はその1曲目で、ジョージ・ペリー、ジョー・ヴァイター…
■Goodbye Stranger / Supertramp「Breakfast In America」('79)は、大好きですがスーパートランプと言うバンドはそれほど好きじゃないです。妙に小難しいところがある10CCタイプのモダン・ポップ的なやつは苦手です。それでもアルバムには1曲位は好きな曲が…
■Say Goodbye To Hollywood / Ronnie Spector元々はビリー・ジョエルがロネッツの事を念頭に置いて書いたらしい曲です。76年の「Turnstiles」という再ブレイク前夜のジョエルのLPに入ってる曲ですが、80年のブレイク後の、有名じゃない曲ばかり集めたライヴ盤…
相当久々だった「Stills Alone」('91)は、全編弾き語りのフォーキーな1枚でしたが、とりわけ印象的なメロディーの1曲目が”Isn't It So”でした。ほとんどをスティルス本人が手掛けたアルバムで、楽曲管理をしていたGold Hillと言うレーベルを立ち上げてのもの…
たった一度の来日公演が行われたのはこの「Five Miles Out」('82)が出た頃だった気がします。大作と小品が混在する1枚で、まさかの"Family Man"がホール&オーツによってカヴァーされアメリカでヒットするとは想像もつきませんでしたが、ケイドゥー・ベルのvo…
■Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye / Bananaramaユーロビートに特化するまでのバナナラマは、とてもゆるい感じのフリでユニゾンで歌うヘタウマ的なガールズ・トリオでしたが、ベリル・マースデンやオーキッズがスウィンギン・ロンドンに花を添えたように、80'…
016:マダム・クロウルの幽霊:シェリダン・レファニュ旺文社からなんで?と思ったんだけど、キプリング、ドイル、スティーヴンソン、コンラッド、ジェイムズなどの文豪怪談で、まあ納得。面白かったのはこれのみ。橋本槇矩編訳。'80夜光死体―イギリス怪奇小…
014:パイプを吸う男:マーティン・アームストロング (A Pipe Smoker) 宇野利泰訳 015:アムワース夫人:E・F・ベンソン (Mrs.Amworth) 村上啓夫訳56年発行のポケミス267なのでかなり古いアンソロジーの為訳文が古めかしい。チョイスも今となってはよくあ…
マナサスのセカンド「Down The Road」('73)のタイトル曲。ルーズなスライドgの入った曲が多い中、このタイトル曲は極めつけのブルーズ。弾いてるのはおそらくはアル・パーキンスでしょうが、ゲストのジョー・ウォルシュと言う線も捨てがたいです。ハモる女性…
ドイツ生まれのジョン・ケイがバンド名にヘルマン・ヘッセの作品から取ったというのが面白い。もちろん"Born To Be Wild"が入ったDunhillからのデビュー作ですが、件の曲よりもガレージ感覚満載の”Sookie Sookie”が好き好き〜https://www.youtube.com/watch?…
アクア・フラジーレはイタリアのプログレでかつてキングの例のシリーズで出てたの知ってますが初めて聞きました。西海岸+ジェネシス+イエスというのが第一印象で結構いい感じです。耳触りよいです。こんなんならもっと早くから聞けばよかったなあ。セカン…
■Cause I Loved Him / Jackie Lee著作隣接権切れだからなのか、マニアが市民権を得た時代だからなのかわかりませんが、90'sに入って輸入盤ショップで堂々と日本製のブート(と言うかハーフオフィシャル)が並んでいてびっくりしました。ジャンルでいえばオー…
77年の「Thoroughfare Gap」はディスコ風のナンバーも入った珍作ではありました。当時アティテューズのダニー・コーチマー(g,vo)との共作になる”Can't Get No Booty"は強力なファンクロック。この路線のものがもう1曲でもあればアルバムはもっと引き締まった…