2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【Islandレーベルの70曲】54・Urge For Going / Claire Hamill('72)

ケイト・ブッシュが現れるまで英ロックの天才少女枠は17歳でIslandと契約したクレア・ハミルの為にありました。基本線はフォーク系のsswで、デビュー作の「One House Left Standing」は渡英した米カレイドスコープのデイヴィッド・リンドレーやジョン・マー…

【土曜のゴフィン=キング】Some Of Your Lovin'

GK

キャロ・キンがprodしたハニー・ビーズと言うガール・グループがオリジナル('65)ですがヒットしたのはダスティ・スプリングフィールドのヴァージョン。キャロル自身もTomorrowレーベルからシングルのB面で出してます。まあなんでもいいのですがパリス・シス…

【名曲リレー620】let me#2

■Let Me In / Jefferson Airplane('66)Islandの次はジェファーソンを考えてるんですが、ここで早くも出しちゃう(^^) シグネ・アンダーソンをフィーチャーした最初期のジェファーソン・エアプレインのデビュー作「Takes Off」からの必殺の1曲。乾いたフォーク…

【金曜パブロック】カーサル・フライヤーズ

"Little Does She Know"('76)のようなポップソングをヒットさせたカーサル・フライヤーズは、カントリー・ロックのような曲からビート曲まで幅広くとっちらかった音楽性でした。どれが本当の彼らの姿なのか迷います。”Television Generation”はdsのウィル・バ…

【Islandレーベルの70曲】53・In The Neighborhood / Tom Waits('82)

Asylumの酔いどれsswのトム・ウエイツが英Islandと契約したのにはビックリでしたが、古い題材をモチーフに取りながらこれまでにない新しさを出していたのも新鮮でした・「Swordfishtrombones」('82)に入った”In The Neighborhood”は救世軍の楽隊のような歌で…

【名曲リレー619】time#3

■Time Won't Let Me / The Outsiders('66)オハイオ出身のアウトサイダーズの大ヒット"Time Won't Let Me"です。前身となったスターファイアーズにはジェームズ・ギャングのジム・フォックスもいたそうです。ガレージと呼ぶには品のいい感じでなかなかカッコ…

【木曜は81年もの】エイプリル・ワイン

カナダのヴェテランハードロックのエイプリル・ワインがヒットチャート的に報われたのがこの”Just Between You And Me”でした。メロディアスな歌うハードロックのミディアム・ナンバーです。ちょうどこの時期はトリプルgだったそうです。https://www.youtube…

【Islandレーベルの70曲】52・Chill Out / Black Uhuru('82)

僕が一番レゲエを聞いてた80's初めに神だったリズム隊が、スライ・ダンバーとロビー・シェイクスピアのブラック・ウフルーのリズムセクションでした。バハマのコンパス・ポイント・スタジオを根拠としたブラック・ウフルーはの「Chill Out」('82)からのタイ…

【名曲リレー618】time#2

■Time And Word / Yes('69)僕は熱心なイエスファンでもなんでもないですが、「こわれもの」以前の初期3枚は、1期パープルのように、似て非なるものと感じます。サイケ臭が残っているとはよく言われますが、初期の編集もの「Yesterdays」を友人から押しつけら…

【和ものの水曜日】サニーデイ・サービス

サニーデイのds、丸山晴茂さんがお亡くなりなったというニュースは先日ネットで知りました。曽我部ばかりが目立ってしまう感じはありますが3人いてのサニーデイです。ヒックスヴィルやホフ・ディランと一緒に学祭を回ってた頃よく見てました(メジャーデビュ…

76 SOUTHWEST YOU CAN SING ON THE LEFT OR BARK ON THE RIGHTON THE ROAD WHAT'S WRONG WITH THIS PICTURE WARREN ZEVONHARD CANDY FUNKY KINGSPIECES OF THE SKYTOM THUMB THE DREAMER SILVER ROBB STRUBDLAND SUNDANCE YOU CAN'T ARGUE WITH A SICK MIND …

【Islandレーベルの70曲】51・Better By You Better Than Me / Spooky Tooth('69)

マイク・ハリスンとゲイリー・ライトの2枚看板の強力なvoを持ったスプーキー・トゥースは初期にはへヴィ・ロック路線を打ち出していながら2台のkbを有し。ザ・バンド的な匂いも放っていた個性的なバンドでした。「Two」('69)に入った”Better By You Better T…

【Islandレーベルの70曲】50・I Talk To The Wind / King Crimson('69)

しかしこの暑さの中、一瞬ですが温度が下がったような錯覚を起こす清涼感(もしくは荒涼感)があるキング・クリムゾンの「宮殿」からの2曲目。前曲の荒々しさから一転して「静」の部分を受け継いだリリカルな曲。イアン・マクドナルドの吹くfluteの軽やかな感…

【火曜はカヴァー曲のカ】Eli's Comimg

ローラ・ニーロの有名曲をカヴァーしたのはアフィニティ。と言ってもこのシングル('70)はリンダ・ホイルwithアフィニティと言うクレジットになってるそう。ヘヴィな歌声とかブラスやオルガンの絡みがカッコイイジャズ〜ブルーズ・ロックとはまた別の面が、い…

【Islandレーベルの70曲】49・Thank God It's Not Christmas / Sparks('74)

スパークスは実はものすごく苦手だったりするのですがパンク以前のロックとNew Waveを結ぶ重要な存在としてIslandではロキシーと同じくらい象徴的な存在だったと思います。元々はハーフネルソンと言う名前でBearsvilleから(!)デビューした米国バンドで、…

【月曜の女たち】ウェンディ・ウォルドマン

ウェンディ・ウォルドマンの初めて聞いた1枚はsswからロック寄りになった「Strange Company」('78)でした。当時日本盤LPリリースをワーナー・パイオニアは全くせず、それがゆえに現在までウェンディの認知度は極めて低いです。リンダ・ロンシュタットが「Mad…

【ニチヨーロピアン】カヤック

カヤックはオランダのバンドですが、ビートルズ直系の英国ロックがよく消化されてて、そのままブリティッシュな世界です。kbに寄った割合が多いですが。ただきれいなんですが、引っかかりがあまり僕には感じられないのがやや難点。シュールなジャケットのセ…

【名曲リレー617】tight#3

■Time Is Tight / Booker T &MG's('70)黄金期のブッカーT&MG'sの"Time Is Tight"は、僕はピーター・バラカンさんの放送でのテーマ曲でおなじみでした。しかしブッカーTのオルガンは味わい深いです。https://www.youtube.com/watch?v=nbBcXvKvB08

【Islandレーベルの70曲】48・Hold On To Your Dream / Jah Wobble,The Edge, Holger Czukay('83)

PILのジャー・ウォーブル、カンのホルガー・シューカイ、U2のジ・エッジによる共作アルバム「Snake Charmer」('83)は当時結構話題になったミニアルバムでした。ジャンル的にはダブ的手法を使ったニュー・ウェイヴながら、明るいファンク的なムードもありまし…

【土曜のゴフィン=キング(新)】Will You Love Me Tomorrow?

GK

キャロル・キング作品はやはりジェリー・ゴフィンとやってた頃のものが一番フィットします。ということでまずはシレルズで有名なこの大定番を、デイヴ・メイスンで。ちょっとメロウすぎた「黄金の蝶」('78)から。途中にstillが入るタイトルもありますが。http…

【名曲リレー616】tight#2

■Money's Too Tight To Mention / Simly Red('85)シンプリー・レッドの"Money's Too Tight"のヒットはデジタル時代にもソウルフルな歌声は十分武器になると再確認させられました。ミック・ハックネルの青眼ソウルな1曲です。https://www.youtube.com/watch?v…

【Islandレーベルの70曲】47・Oh What A Performance / Nirvana('69)

ニルヴァーナは、パトリック・キャンベル=ライオンズ率いる英サイケのユニットで、初期にはきらびやかでノスタルジックなポップナンバーを連発。今では英ソフトロックとして人気ですけど、ストリングスまみれでどうも…ヒットシングルではないですけど"Oh Wh…

【続ウルトラな日々】宇宙司令M774

Q、第13話 「私の名はゼミ、ルパーツ星人です」としゃべる人形、はなかなかインパクトありますが、省略が多すぎで謎の山荘へ誘われた万城目と一平はどうやって戻ってきたのか?とか、名前だけの悪の化身キール星人とか謎多し。上原正三の脚本家デビュー作品だ…

【Islandレーベルの70曲】46・Don't Try And Change My Mind / Slim Chance('76)

フェイシズを辞めたロニー・レインが組んだスリム・チャンスはザ・バンド的な土くささを持ったユニークなバンドでした。ライヴは音楽以外にも誌の朗読や手品など見世物的な色合いが濃かったらしいです。GMからIslandに移った最終作「One For The Road」('76)…

【金曜パブロック】ドクター・フィールグッド

昨日はウィルコ・ジョンソンの誕生日だったそうです。ソリッドな60'sのブリティッシュ・ビートの再現とばかり74年に出た「Down By The Jetty」は衝撃でした。ただフィールグッズをパブ・ロックとしたもんだから、このジャンルの音楽性がより混沌としてしまっ…

【木曜は81年もの(新)】ジョーン・ジェット&ブラックハーツ

では10年進んで、81年ものです。この年僕は大学入学で新潟へ飛びまして、数年に渡る暗く長く寒い冬を体験する事になるのでした。 さて1発目は、元ラナウェイズの〜という説明が当時はまだ有効だったジョーン・ジェットの大ヒットアルバムから。日本盤は当時B…

【Islandレーベルの70曲】45・How Much Can A Man Really Take / Jim Capaldi('72)

後期トラフィックに、マッスル・ショールズの有名なスタジオ・ミュージシャンだったデイヴィッド・フッド(b)とロジャー・ホーキンス(ds)が参加する事は有名ですが、そのきっかけは前年に録音されたキャパルディーのソロ「Oh How We Danced」での感触の良さだっ…

【名曲リレー615】hold#3

■Hold Me Tight / The Treasures('64)スペクター関係のボニー&ザ・トレジャーズ("Home Of The Brave")のトレジャーズは実はアンダーズ&ポンシアのソングライター・コンビがやってる架空のバンドなんですが、76年位に「Rare Masters」というスペクター関係の…

【Islandレーベルの70曲】44・Everywhere You Go / Illusion('77)

複雑な成り立ちが背景にあるルネッサンスのオリジナル・メンバーが、77年に集まって結成したイリュージョンは、初期ルネッサンスの音楽をポップにしたような音で、これが77年というこうした音楽に逆風だった時期なのがいかにも惜しいです。継続していたアニ…

【和ものの水曜日】具島直子

このジャケットは見たことあるというか、多分お題セレクト合戦でセレクターの誰かが入れてたんだろうねえ。ショック太郎さんかタケダさんな気がする。96年のデビュー作「Miss G」に入ったメロウなナンバー。流線形を思い出すなあ。https://www.youtube.com/w…