2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
エイジアは、商業的に成功した数少ない例ですが(その分失ったものも多かった?)、70'sに活躍した英ヴェテランロッカーがポップ路線にチャレンジして沈んでゆくパターンも当時多かったものです。ミラー・アンダーソン(g,vo〜元キーフ・ハートレー・バンド、…
デイル・ホーキンズは"Suzie Q"の作者として知られるロックンローラーですが、リオ・グランデのprodやらで70'sの米ロックファンにもそれなりの認識はありました。僕はRev-Olaが再発した際に知ったこの69年のソロ「LA、Memphis & Tyler、Texas」(Bell)はスワ…
ジョニ・ミッチェルの代表作に数えられる「Court And Spark」('74)は、ジョニの音楽が劇的に変わった1枚でもありました。あくまでもフォーキーなsswなたたずまいだったReprise時代から徐々に音楽的になって、演奏込みで歌も聞かせるスタイルへ変わるきっかけ…
マーク・タナー・バンドと名乗っていますがタナー(vo)とリッチー・ズイトー(g)のプロジェクトで、当時のLAのスタジオミュージシャンがバックを固めています。AOR時代に突入前夜のLAで生まれたハードなパワー・ポップ。TOTO一派による80'sロックの前触れ的な…
■Help Me / Joni Mitchellジョニの「Court And Spark」はソウル・ジャズ・ポップなジョニの姿を浮かび上がらせた1枚でした。バックについたトム・スコット率いるLAエクスプレスは74年当時の旬の人たちでした。イントロのgからdsが入ってくる瞬間はいつ聞いて…
■Help Me Through The Night / Joe WalshDKRCのライヴ動画が有名ですが今日は「So What」からのスタジオ・ヴァージョン。クリス・クリストファソンに”Help Me Make It Though The Night”と言うヒット曲があってしばしば混同されますが、別曲。コーラスに後に…
クリーヴランド出身のユークリッド・ビーチ・バンドはリチャード・レイジングとピーター・ヒューレットのデュオで、同郷のエリック・カルメンが書いてprodしたナンバー。大甘のバラードですが、何となく憎めません。79年に#81まで上がっています。このグルー…
すーちゃん まいちゃん さわ子さん [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2013/08/21メディア: DVDこの商品を含むブログ (22件) を見る監督:御法川修 出演:柴崎コウ、真木よう子、寺島しのぶ30代、40代の3人の女性が主役のほんわかストーリー。…
デイヴ・メイスンやCS&Nのバックで知られるkb奏者でありソウルフルなシンガー、マイク・フィニガンは素晴らしいソロがありますが、70's初めにはBlue Thumbにジェリー・ウッド(g)とのフィニガン&ウッドとして1枚出しています。後のソロ(Warner Brosから出た方…
カリフォルニア出身のザ・ビートは後にポール・コリンズ・ビートと改名します(同時期に英国バンドにもビートというのがあって、そちらはイングリッシュ・ビートと呼ばれてました)。"Rock 'N' Roll Girl"は乾いた感じが心地いいです。79年のファースト「The B…
■The Darkeset Night Of The Year / The Tikisこの素朴なフォークロックサウンドが、後のハーパーズ・ビザールとなるティキスと知った時は驚きました。スライ・ストーンのレーベル、Autumnに残したシングルから。65年です。https://www.youtube.com/watch?v=…
■Sweet Is The Night / Electric Light Orchestraリアルタイムでこの2枚組「Out Of The Blue」に接した者として、きっとトッド・ラングレンの「Something/Anything」をリアルで体験した人たち(日本盤は1枚ものになってたけど)も、こんな風にお腹いっぱいにな…
■I Could Be Free / 原田知世 ('97 ,For Life)最近は少なくなりましたが、伊Akarma盤とかサイズが違う紙ジャケって収納に困りますよね。これはサイズこそ同じですが、厚手の紙による3つ折りタイプ(正式名称は不明)でかさばります(フォー・ライフという会社は…
全く知らない人でしたがレココレのチープ・トリックの特集('08/5)で知りました。メンフィス出身でアレックス・チルトン率いるビッグ・スターのメンバーとハイスクールで同じクラスだったとか。ポール・マッカートニー系統のメロディー・メーカーです。CDはか…
■Bleeker Street〜Greenwich Village in The 60's / VA ('99,Astor Place recordings)サブタイトルからわかる様に60'sのヴィレッジ周辺で歌われてた曲を、99年当時の若いsswを中心としたラインナップがカヴァーしたトリビュートもんです。歌ってるのは、ジョ…
アッシュのファーストはちゃんとした形では聞いたことないんですが、1曲目の"Blind Eye"はなかなかカッコイイ。それまでアッシュにブルージーな味わいはあまり感じてなかったけど、このファーストにはあちこちにブルーズ臭あります。prodがデレク・ローレンス…
■Sweet Ann / Firefallファイアフォールの「Elan」は3枚目でストリングスも入ってずいぶんポップなイメージ。ワイルドなロックンロール曲もありますがこういう軽やかな曲の方がメインになっています。ヒット曲”Strange Way”も悪くないけど大げさなストリング…
■Love Makes Sweet Music / Soft Machineソフト・マシーンのデビューシングルは67年にリリースされた"Love Makes Sweet Music"です。これなかなかレアでしたが今ではソニーから出てるコンピ「Out-Bloody-Rageous An Anthology 1967-1973」('05)で聞けます。昔…
ナックの世界的成功が、こういうパワーポップの新しい道を開いた感じがします。それまでMOR方面に流れてゆくポップロックはあったのですが、ビートを前面に出してゆく方法もあるのだと教えてくれた気がします。ただナックの場合、意識して初期のビートルズに…
■Return Of The Grievous Angel〜A Tribute To Gram Parsons:VA('99,Almo)トリビュート・アルバムのブームもそろそろ終わりかなあと言う99年にリリースされた、GPトリビュートはこの種にものでは一番よく聞いたかもしれません。それまであまり知らなかった…
チロリンは、ムーンライダースの岡田徹がprodした島崎夏美(文化屋雑貨店)をフィーチャーしたアイドル風ガール・グループでした。唯一のミニLPに2曲足したものが2年前奇跡のCD化。大好きな”星に願いを”は映画「ノー・ライフ・キング」(市川準監督)にも使われ…
日本盤LPの帯にはチープ・トリックのスタッフが贈るパワーポップの新星、見たいなことが書かれていたオフ・ブロードウェイUSAは、Atlanticから79年に「On」でデビューした5人組。もういろいろ忘れてしまってますがワーナー・パイオニアもこういう多くの新人…
■Sunstorm / John Stewart ('72,Warner Brothers)元キングストン・トリオで"Daydream Believer"を書いた、と書かないと日本ではなかなか認識されないジョン・スチュワートの72年作。緑レーベル時代のWarner Brosにはこうした派手さはないけど味わい深いアル…
言わずと知れたドアーズの67年のファーストに入ったナンバーです。原曲は7分を超すサイケでエキゾティックな演奏(とりわけレイ・マンザレクのオルガン)が印象的でした・シングルヴァージョンで箱の部分をバッサリ切って編集されてます。翌年にはホセ・フェ…
■Eric Clapton's Rainbow Concerts('95、Polydor)クラプトンのカムバックとなったという73年1月のレインボウ・シアターでのライヴを収めたものですが、73年に出たLPの拡大ヴァージョンで8曲追加されてます。詳しい方によると同じ回のテイクではなく昼夜2回…
■She's My Music / Lambert & Nuttycombeもうちょっと暖かくなったらこの曲は木漏れ日音楽として機能するのになあ。ブライアン・ポッターとのコンビでprodや作曲もするデニス・ランバートがsswのクレイグ・ナッティカムと組んだデュオ。70年の「At Home」(A…
昨日の訃報を聞いてから、何となく落ち着かないのです。今朝の朝刊にも囲み記事でておりました。フランス・ギャルを初めて聞いたのは80's初め、すでにギャルと言う言葉が日本語化してましたので、なんだそれ?という感じでした。「クロスオーバー・イレブン」…
DB・クーパーとは、71年に実際に起きた未解決のハイジャック事件の犯人の名前です。こちらもバンド名ではなく個人名。「Buy American」(Warner Bros)からのシングルになった”Chasin' Rainbow In The Night”は辛口のメロディーのパワポの佳曲です。このモノ…
■Let The Music Do The Talking / Joe Perry Project79年にエアロスミスを離れたジョー・ペリーが組んだジョー・ペリー・プロジェクトのファーストに入ったタイトル曲が”Let The Music Do The Talking”('80)です。JPPは結局のところ成功はしなかったのですが…
エリック・カルメンがいたラズベリーズは、少し前のパワーポップ・ブームのルーツ的なバンドとしてバッドフィンガーやチープ・トリック同様再評価されてます。僕はこのモコモコした音がどうも苦手でラズベリーズもさらっとヒット曲をなぞった程度。メインは…