【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】40・California Jam / Klaatu('77)

ジム・モリソンは生きているとか、デビー・ハリーはマリリン・モンローの私生児とか、70'sは信じられないデマ(フツーに考えればデマとわかる)が流布していましたが、トロント出身のクラトゥーの”Calling Occupants Of Interplanetary Craft”は、クラトゥー…

【続ウルトラな日々】恐怖のルート87

マン、第20話 伊豆シャボテン公園に高源竜ヒドラの像はまだあるのでしょうか?交通事故で亡くなったホームの少年の魂が怪獣に乗り移ったという話だけあって、最後ウルトラマンはヒドラにとどめをささないというエンディング。この時のBGMは「Q」の鳥と少年の…

【火曜はカヴァー曲のカ】Davey's On The Road Again 

マンフレッド・マンは、60'sからディランの未発表曲を積極的に取り上げてきましたが、これは一般的に流通してなかったディラン曲(主にザ・バンドと一緒にやったウッドストックに隠遁時代のいわゆる「Basement Tapes」のもの。公式にLPになったのは75年でした…

【英国ロック72年の70曲】3・Mona Lisas and Mad Hatters / Elton John(DJM)

72年のエルトン・ジョンは若きポップ職人であり、当代きってのsswとしてヴィジュアル的にも人気がありました(この後どんどん派手になってゆくのですが)。「Honky Chateau」からは”Rocket Man”がヒット。気心の知れたおなじみのエルトン・バンドの面々による…

【名曲リレー670】saturday#2

■Satuday Gigs / Mott The Hoople('74)モット・ザ・フープル最後のシングルとなったもので、ベスト盤に収録されました。邦題が"モット・ザ・フープル物語"。バンドのデビューから今までを振り返った泣かせる歌詞になっています。3代目gtrとしてミック・ロン…

【月曜の女たち】アニー・ハスラム

ルネッサンスが来日してるそうでFB友の書き込みで知りました。アニー・ハスラムは第2期からの参加とはいえ長いキャリアがあります。正直オーケストラがからんだ大げさなやつは興味の対象外なのですが、部分部分でものすごく好きな曲があります。動画は90年の…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】40・Serving Time / James & Good Brothers('71)

ジェームズ・アクロイドとグッド兄弟によるフォーキーなグループでパッチワークのジャケが美しい1枚をColumbiaに1枚残しています。全然有名なグループではないですけどフォーク・ファンには長く語り継がれてきた名盤。朝の光と緑と風を感じる初夏の1枚ですね…

【ニチヨーロピアン】タサヴァラン・プレジデンティ

その昔はユッカ・トローネンと言ってましたが、今はそう言わないんでしょうか?VirginからLPも出してたフィンランドのウィグアムのギターですがウィグアム以前にいたのが、タサヴァラン・プレジデンチティ(Tasavallan Presidentti)です。ブルージーでサイ…

【英国ロック72年の70曲】2・The Wizard / Uriah Heep(Bronze)

Vertigo時代の2枚は暗く重いイメージがあったユーライア・ヒープが一皮むけたのは「対自核」という意味不明の邦題が付いたサードです。ここからBronze時代(配給はIslandでした)で当時流行りの悪魔的イメージをいただいた4枚目「Demon & Wizard」ではアコース…

【名曲リレー669】dancing#3

■Dancing On A Saturday Night / Lyndsey De Paul('74)グラムロックというよりはグラム・ポップ〜バブルガムのような様相のバリー・ブルー(一時期ユーライア・ヒープのメンバーだったという話はホント?)の74年のヒット曲ですが、共作者リンジー・ディ・ポ…

【名曲リレー668】dancing#2

■Dancing With The Moonlit Knight / Genesis('73)フィル・コリンズ時代のジェネシスがフィットするんで、ピーガブ時代はなんかピンとこん私です。ポール・ホワイトヘッドの不気味なジャケから可愛らしくなった73年の「月影の騎士」です。芝居がかったvoをど…

【土曜はゴフィン=キング】Sometimes In The Morning

GK

オリジナルはモンキーズらしいのですが、よくわかりません。ここでは”Bend Me Shape Me”のアメリカン・ブリードのヴァージョンを。チャカ・カーンのいたルーファスに発展するバンドですが、当時はソフトロックですね。https://www.youtube.com/watch?v=VKi_p…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】39・Whatcha Gonna Do / Chilliwack('82)

60'sにはコレクターズを名乗っていた面々がチリワックを名乗ったのは70年に入ってからだそうですが。ヴァンクーバー出身のポップロック。81年にポップな”My Girl”がヒットしてやっと知られるようになりました。82年の”Whatcha Gonna Do”はものすごくキャッチ…

【英国ロック72年の70曲】1・The Slider / T Rex(T Rex Wax Co/EMI)

なんとなく72年って(クラシック)ロックの最盛期と言うようなイメージが昔からありますが、新しく革新的なものは、少し前の70〜71年に集中していて、72年はそういったものを出してたバンドの評価が定まった時期なんだなあと、リストを挙げてみて改めて感じ…

【金曜パブロック】ノー・ダイス

見た目はネオ・モッズっぽい連中ですが、77年にデビューし2枚出して消えています。パブ・ロックとパワー・ポップの中間にあったような4人組。黒いハーモニカもカッコイイです。77年の「No Dice」から好きな曲。https://www.youtube.com/watch?v=ouqcGYJiW88

【名曲リレー667】street#3

■Dancing In The Street / Van Halen('82)「Diver Down」に入ったヴァン・ヘイレンのマーサ&ザ・ヴァンデラスのカヴァー。ミック・ジャガーとデイヴィッド・ボウイのデュエットが記憶に新しい若い方もいるかも。このヴァン・ヘイレンのヴァージョンはまるで…

【続ウルトラな日々】SOS富士山

Q、第7話 これは主役は樹海に生きる青年タケルなので万城目一行はあくまでも脇役。富士山が噴火し、沼から岩石怪獣ゴルゴスが現れる話。子供たちのロケット打ち上げや冴えない巡査のエピソードを盛り込み、大胆な編集と爆発音つながりで一気に見せるエピソー…

【木曜は81年もの】バウ・ワウ・ワウ

レギュラー投稿忘れてました。ピストルズの仕掛け人だったマルコム・マクラーレンがアダム&ジ・アンツのメンバーを中心に結成させたジャングルビートのバンド。ビルマ出身のティーンのアナベラ(vo)をフロントにしたエキゾティックなムードを醸し出し、マネ…

【名曲リレー666】street#2

■Business On The Street / Manassas('73)マナサスの2枚目に入ったいい曲なんですが、短すぎるなあ。攻めて4分台であって欲しい。メドレーでやってた物をバラバラにしたんじゃないか?と思えるくらいです。ラジオのOAやヒットを気にしすぎてます。当時のステ…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】38・Which Way Goin' Billy / The Poppy Family

”Seasons In The Sun”を大ヒットさせるテリー・ジャックスが奥さんのスーザンと一緒にやってたカナダのグループが、ザ・ポピー・ファミリーです。"愛の分かれ道"でしたっけ邦題。いい曲です。https://www.youtube.com/watch?v=hBbmD20FuSE

【和ものの水曜】桑江知子

ライムかじるジャケットが懐かしい桑江知子のデビュー曲です。のびやかな歌声が印象的な人でしたが、これしか覚えてませんけど、ものすごく流行りましたね。歌謡曲とニュー・ミュージックの距離がどんどん狭くなっていった79年のヒットでした。SMSレコードだ…

【名曲リレー665】bridge#3

■The 59th Street Bridge Song / Mike Bloomfield & Al Kooper('69)サイモン&ガーファンクルの"Feelin' Groovy"を「スーパー・セッション」のライヴ・ヴァージョンとして行われた「Live Adventure Of Mike Bloomfield & Al Kooper」(フィルモアの奇蹟)から…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】37・(Make Me Do) Anything You Want / A Foot In Cold Water('72)

ア・フット・イン・コールド・ウォーターも日本での認知度はわかりませんが、この曲はメロディアスなハードロックでいかにもカナダらしい。デビューシングルでカナダではヒットしてますがアメリカではあまり知名度なかったかもしれません。講談社から出たRol…

【火曜はカヴァー曲のカ】Bird On A Wire

オリジナルはレーナード・コーエンの有名曲で僕が最初に知ったのはジョー・コッカーの2枚目に入った"電線の鳥"(そのまんまな邦題)。メル・ギブソン=ゴールディ・ホーンの同名映画の主題歌はネヴィル・ブラザーズでしたし、K・D・ラングのヴァージョンもあり…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】36・Wildflower / Skylark('73)

かのデイヴィッド・フォスターがいた男女voのソウルフルなバンド、ヴァンクーヴァー出身のスカイラークですがCD化がCapitolなのに全然進みませんね。このヒット曲”Wildflower”は"悲しい色やね”の元ネタとしても有名ですね。https://www.youtube.com/watch?v=…

【名曲リレー664】bridge#2

■Bridges Of Sigh / Robin Trower「Broken Barricades」('72)を最後にプロコル・ハルムを辞めたロビン・トロワーは、ブルージーな音楽をやるために、元ストーン・ザ・クロウズのジェイムズ・デューアー(vo,b)、レグ・イサドア(ds)と自身のバンド、ロビン・トロ…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】35・Dragonfly / Frank Marino & Mahoganyrush('77)

フランク・マリノ率いるマホガニーラッシュは、マリノのジミヘンへの傾倒ぶりがあまりにストレートで面白い。各種エフェクターを駆使した空間的な広がりを持ったギター・サウンドはリズム隊の弱さを補います。スリム・ハーポやボ・ディドリーのブルーズを挟…

【月曜の女たち】タミー・リン

ちょっとソウル系でいきます。タミー・リン(Tammi Lynn)はニュー・オーリンズ出身のソウルシンガーで、ドクター・ジョンのバックで歌ってた人。ストーンズの「Exile On Main Street」では御大ドクター、シャーリー・グッドマン(シャーリー&カンパニーの人ね…

【ニチヨーロピアン】チェレステ

最近日曜は、ずっとキング・ユーロロックがらみになっておりますが、この白ジャケのイタリアのチェレステの76年盤も確か出てすぐ買った記憶。dsがほとんど入らない、アコギとフルートとメロトロンの世界です。初期クリムゾンの抒情的な部分をドラマチックに…

【名曲リレー663】burning#3

■Burning Bridge / Mike Curb Congregation ('71)クリント・イーストウッド主演の戦争アクション映画「戦略大作戦」の主題歌です。マイク・カーブ・コングリゲーションは当時MGMレーベルの社長だったマイク・カーブを中心とした大所帯のヴォーカル&インスト…