2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【名曲リレー59】rock#3

■Rock And Roll Time / Roger McGuinnディランのローリング・サンダー・レヴューから派生したロジャー・マッギンの「Cardiff Rose」('76)は繊細なリトグラフのジャケが印象的な1枚ですが、強力なロックンロールな1枚でもあります。ここに入ったクリス・クリ…

【火曜はカヴァー曲のカ】Stealer

"Stealer"は、フリーのあまり有名ではない曲ですがこれをボブ・シーガーがカヴァー。「Night Moves」以前のシーガーは地元デトロイトでは絶大な人気を誇ってましたが、全米的にはさっぱりだったようです。Reprise参加のPalladiumから出した「Back In'72」では…

【月曜インスト】Hill Street Blues Theme / Mike Post

マイク・ポストはTVMの劇伴音楽を手掛けたkb奏者、作曲家で、こうしたテーマ曲がしばしばヒットチャートに入る事もありました。一番有名なのは「ロックフォード氏の事件メモ」(The Rockford Files)とこの「ヒル・ストリート・ブルース」ですね。どちらも刑事…

【名曲リレー58】rock#2

■Rock My Plimsoul / Jeff Beckロッド・スチュワート(vo)、ロン・ウッド(b)をフィーチャーした第1期ジェフ・ベック・グループの「Truth」に入った”Rock My Plimsoul”は、元々はシングル"Tallyman"のB面でした。こちらはエインズレイ・ダンバーがdsを叩いてま…

【名曲リレー57】midnight#3

■Midnight Rocks / Al Stewart & A Shot In The Darkアル・スチュワートというと、英フォーク・ファンにはCBS時代の作品が人気ですが、ラジオから流れた"Year Of The Cat"に夢中になった世代としては、まずはリアルタイムなRCA時代です。79年7月の来日公演は…

【日曜はサイケ〜ガレージ】ポウエツ

後にマーマレイドに加わるメンバーもいたスコットランドのサイケ・バンドがポウエツ(Poets)です。もちろん成功を収めたバンドでもなくアルバムも残せなかったone of themですが、玉石混合の英サイケのコンピの中に並べると光るものがあります。Deccaから出…

【名曲リレー56】midnight#2

■Midnight Flyer / The Eagles「真のウエスト・コースト魂。それはヒューマンな感性を支えるプログレッシヴ。バーズ→ジェファーソン→CSN&Yと築かれてきた真髄。新メンバーを加え、超強力になったスーパーグループ”イーグルス”が、絶対の自信を持って贈る傑作…

【名曲リレー55】light#3

■Midnight Light / Le Blanc & Carrレニー・ルブラン(vo,g)&ピート・カー(g)によるデュオ、ルブラン&カーの唯一のアルバムが77年の「Midnight Light」(Big Tree)です。といってもマッスル・ショールズの売れっ子のスタジオ・ミュージシャンである二人は組…

【名曲リレー54】light#2

■Green Lights / Edgar Broughton Bandエドガー・ブロートン・バンドといえば、キャプテン・ビーフハート系の野太いvo、ガレージでノイジーでアンダーグラウンドなブルーズ・ロックと言う印象がありましたが(調べてみるとそれはファーストの「Wasa Wasa」が顕著…

【名曲リレー53】out#3

■Put Out The Light / Joe Cocker"You Are So Beautiful"のヒットが入った「I Can't Stand A Little Rain」('74)は、ジョー・コッカーを集めてた頃、なかなか見つからんかった覚えです。その1曲目”Put Out The Lights”はジム・ホーンのsaxのブロウが印象的な…

【土曜80's】アウトフィールド

当時voがスティングみたいやなあと思ったアウトフィールドです。覚えてるのは”Your Love”だけですけど、メンバーの髪型がいかにも80'sでクラクラします。イギリスのバンドだとも知らなかったけど(マンチェスター出身)、アメリカでこの曲は大ヒットしました。…

【土曜80's】ファイン・ヤング・キャニバルズ

ザ・ビートのメンバーが新たに組んだファイン・ヤング・キャニバルズのデビュー曲”Johnny Come Home"('85)は哀愁のトランペットとソウルフルなローランド・ギフトの歌声(そして髪型)、テクノビートが混在した不思議な曲でした。エルヴィスのカヴァーの"Susp…

【金曜トリオ】2・クォーターマス

クォーターマス(Quatermass)は、ピート・ロビンソン(kb)、ジョン・ガスタフソン(b,vo)、ミック・アンダーウッド(ds)から成るgレスのトリオで。いわゆるELP的編成ですがやってる音楽はELPよりもハードロックに近いです。70年にHarvestに翼竜ジャケの唯一作「Qu…

【名曲リレー52】out#2

■Movin' Out / Billy Joelビリー・ジョエルの出世作はなんといっても77年の「The Stranger」でしょう。まさにリアルタイムで、キャンディーズやゴダイゴと並んで普通にラジオでかかってた記憶があります。特にタイトル曲は口笛で始まるイントロに裕次郎を重…

【名曲リレー51】street#3

■Out In The Streets / The Shangli-Lasシャングリ・ラスというと良家の子女的な清潔な世界が多かった60'sのガール・グループの中にあって、不良性、恋人の死、家庭の断絶などヘヴィなテーマを掲げたグループです。メアリーとベティのワイス姉妹、メアリー・…

【名曲リレー50】street#2

■Mulgrave Street / Amazing Blondelグリフォンの様に中世の楽器を使ったユニークなロックをやってたアメイジング・ブロンデルは、ファミリー的な運営をしていたIslandレーベルだったから活動継続出来た気もします。音はどんどんポップになっていき、セール…

【名曲リレー48】kiss#3

■In France They Kissed On Main Street / Joni Mitchell今では日本でもそうですけどね(^^; ジョニ・ミッチェルの「Hissing Of Summer Lawns」('75)に収められた開放的なナンバーです。これから80年のライヴ盤「Shadows And Light」までは一応ジャズ期と呼ば…

【名曲リレー47】kiss#2

■Then He Kissed Me〜Be My Baby / Rachel Sweet62年生まれなんで同級生です。レイチェル・スウィートとは。オハイオ州アクロン出身で6歳から音楽活動をしてたといいますが、英Stiffと契約し16歳でデビュー。パワー・ポップな音とパンチの効いたキュートなvo、…

【木曜は1967】タートルズ

フロ&エディーをフィーチャーしたタートルズは、フォークロックの時代に登場したカリフォルニアのバンドです。なんといっても"Happy Together"(作者はマジシャンズのボナー&ゴードン)が有名ですが。軽やかなタッチの”Too Young To Be One”も素敵です。http…

【水曜の女たち】ボニー・コロック

日本では76年のEpic時代がLP出てたけど、なんとなく縁がなかったフォーク系ssw。Rolling Stoneの赤い本では総じて平均以上の評価。70'sにOvation時代を聴いてみたくなりました。フォーク系といってもエレクトリックなバックが付いたものもちゃんとあるようで…

【名曲リレー46】last#3

■One Last Cold Kiss / Mountainロッカーはスリムであるべきだ、とは思わないけどスリムな方がカッコイイことは確かです。それでも動く姿よりも音の方が圧倒的にリアリティがあった僕が、好んで聴いたロックは、ヴィジュアル的に全くダメな髭面、長髪のヒッ…

【名曲リレー45】last#2

■The Last Nail / Dan Fogelbergダン・フォゲルバーグがガンで亡くなったというニュースは、マイミクさんの日記で知りました。翌日の中日新聞にも囲み記事が載ってましたが、「ソフトロック」の代表アーティストという内容。この「ソフトロック」とは米国表現で…

【火曜日はカヴァー曲のカ】Waterloo Sunset

キンクスのせつない系の名曲"Waterloo Sunset"は、60'sの「Something Else」に入ってましたが、これをキャシー・デニスのヴァージョンで。よくは知らんけどもっとダンス・ポップみたいな音楽をやってた人だと思ったら、97年のこのカヴァーはギターポップみた…

【名曲リレー44】summer#3

■Last Rose Of Summer / Judas Priestハードロック・バンドがやるバラードは割と好きです。最近ではパワー・バラードなんて呼ばれる事が多いのですが、そういうのではなくもっとソフトに歌ったやつ。ジューダス・プリーストの3枚目「Sin After Sin」はCBS移…

【名曲リレー43】summer#2

■Sweet Summer Music / The Attitudesちょっと季節早いですけど、アティテューズの”Sweet Summer Music”は大好きな曲でした。僕が「Good News」というセカンドを買った頃は、こういうファンキーなヤツに今一つ、ついていけなくて早々と手放してしまったので…

【名曲リレー42】afternoon#3

■Summer Afternoon / Brownsmithシアトルのファースト・アメリカンというインディーからリリースされ(モノクロジャケ)、その後キャピトルから全国配給されたという(緑色が付いたジャケ)、ブラウンスミス唯一の作品。98年にヴィヴィッドからCD化されるまで…

【名曲リレー41】afternoon#2

■Afternoon Delight / Starland Vocal Bandしかしものの見事な一発屋です。ビル・ダノフとタフィ・ネヴィット夫妻(ファット・シティと言うバンドにいた)、ジョナサン・キャロルとマーゴット・チャップマン(後に)夫婦の2つのカップルの4人組ポップ。76年に#…

【月曜インスト】

■Mose Knows / Mose Jonesモズ・ジョーンズってこの2枚目「Mose Knows」が独Line傘下のレーベルから93年にCD化されたっきりです。そのCDもジャケットはトリミングされてるわ、廃盤になって久しいわと少々怪しい部分はあります。モズ・ジョーンズは、ブライア…

【名曲リレー40】saturday#3

■Won't You Try〜Saturday Afternoon / Jefferson AirplaneJAの一つのピークである「Volunteers」周辺で、ライヴ・パフォーマンスと言うとやはりウッドストックになるんでしょうね。マーティ・バリン、グレイス・スリック、ポール・カントナー3者のvoが出た…

【日曜はサイケガレージ】ピーナット・バター・コンスプレイシー

ピーナット・バター・コンスプレイシーは、男女混声フラワー・ハーモニー・ロックです。バーバラ・ロビンソン(vo)の存在が、後の大量発生するジェファーソン・エアプレインもどきを予感させますが(dsのスペンサー・ドライデンは実際JAに参加)、そういう先入…